花粉アレルギー

花粉アレルギーの原因となる植物には下記のようなものがあります。

 

花粉 飛散時期 飛散場所
スギ
2月上旬(南部)~4月上旬(北部)
飛散は2~3ヶ月
飛散開始後1ヶ月がピーク
北海道と沖縄以外に全国的。日本の人口針葉樹林の約45%を占め、空中花粉の中で最も多 い。
ヒノキ
3月中旬~5月中旬
(スギの1カ月後)
沖縄を除く地域に自生し、スギについで植林が多いが、東北は少ない。スギ花粉と共通抗原を持つ。花粉量はスギ花粉より少なく、飛散時期は遅れる。最近ではヒノキの植林も増加しており、スギ花粉に次いで重要な造林樹花粉である。
シラカンバ
低地:2~3月
北海道や高地:4~5月
北海道の低地、本州の亜高山帯に自生する。北海道では最近花粉症の大半を占めている
オオバヤシャブシ(カバノキ科)
2~5月 本州の沿岸や丘陵地に自生、または崖や斜面の土留めに使用される。 関西地方を中心に福島以南の本州太平洋岸に。 兵庫県を中心に植林され地域特有の抗原になっている スギより重篤な症状の報告あり。本州の春の花粉症で、スギ、ヒノキでない場合は疑う。
ケヤキ
4~5月 日本全国の街路樹などに
カモガヤ(イネ科)
本州中部で5~6月 全国で花粉症の原因として重要なイネ科の代表。
牧草として輸入されたものが雑草化して全国路傍に繁茂している。
特に東北、北海道に多い。
ブタクサ
8~10月 夏から初秋に各地の荒地、空地に繁茂する。
北米原産の帰化植物で戦後急速に全国にひろがる。
昭和30-40年代に関東地方を中心にブタクサ花粉症が一世を風靡した。
カナムグラ
9~10月 秋に起こる花粉症の主な原因で、抗原性が強い。
日本全国、中国、台湾に分布し、野原、路傍などに群生する。
ヨモギ
9~10月 全国に分布し、町中や草地など至る所に見られる。
現在ではスギ・ヒノキ・カモガヤについで重要な花粉症の原因といわれる。